【名言か迷言か】ねじれ国会、4月補選、7月参院選…今年は参院に注目
第2次安倍政権が発足して初の新年を迎えた。安倍晋三首相は円高・デフレ経済脱却を主眼に、今年度補正予算案や来年度予算案の編成作業を本格化する考えだ。ただ、昨年12月の衆院選で294議席と大勝した自民党も、参院での議席は83。公明党を足し合わせても102議席だ。与党で過半数には達しておらず、衆参で与野党の勢力が異なる「ねじれ国会」は依然として続く。今年は4月に参院補選(山口選挙区)、7月に参院選が控えていることもあり、参院が注目される1年となりそうだ。 参院の定数は242。ただ、昨年の衆院選でくら替え出馬が相次いだため、欠員が6生じており、現在の議員の数は236だ。議長は採決に加わらないため、過半数は118議席となる。自公両党がねじれ国会を解消するためには、16議席の上積みが必須。統一会派を組む無所属議員を与党に算入しても15議席足りない。この数は、野党に対する引き抜き工作で補えるものではなく、参院選まではねじれ国会が続くことになる。 自公両党は先の衆院選で計325議席を獲得。参院が否決した法案を衆院で再可決できる3分の2以上を確保している。このため、ねじれ国会の対応に苦しんだ民主党政権のようにはならず、与党主導の国会運営が続く可能性が高い。ただ、再可決を連発すれば野党から「強行採決」「数の横暴だ」などと批判を受けるため、民主党をはじめとした野党に協力を要請する場面も多くなりそうだ。 参院選の前に政局の焦点となりそうなのは、日本銀行総裁の人事だ。現職の白川方明氏の任期は4月8日だが、後任を決めるには衆参両院の同意が必要で、衆院での再可決はできない。 日銀総裁人事をめぐっては福田康夫内閣の時、野党の民主党が反対し、総裁ポストが一時空席になった経緯もある。安倍政権が至上命題とする日本経済再生のためには、空席は避けたいところ。野党への協力要請は不可欠だ。菅義偉官房長官は4日の産経新聞社などのインタビューで「野党に根気強く粘り強く説明し、賛同してもらう努力をしっかりしたい」と語っている。< 前のページ1234次のページ >
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